受苦日に思う
「さて、昼の十二時に、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。」
イエスだって、死にたくなかったんだな?
キリスト教について、
さまざまな憶測、評価、分析があるけど、
聖書には、時折人間らしい表現があって、
こういう記事が残っている
結構、好きだ。
この福音書、改めて読んでみると、ちょっと気になる文がつづいている。
「そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、
墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者たちの体が生き返った。
そして、イエスの復活の後、墓から出て来て、聖なる都に入り、多くの人々に現れた。」
聖人のゾンビ・・・
ところで、昨日、洗足式という礼拝に足を運んだ。
最後の晩餐の時に、イエスが弟子たちの足をあらった。ということを記念する礼拝。
当時、足をあらうのは奴隷の仕事とされている。
イエスが足をあらうというのは、
「人々に仕えたイエス」を象徴する出来事で、
そのとき、
「私があなた方を愛したようにあなた方も互いに愛し合いなさい。」
という言葉を聞く。
でも、ひねくれ者の僕は、こういう言葉に引っかかる。
『ペトロが、「わたしの足など、決して洗わないでください」と言うと、イエスは、「もしわたしがあなたを洗わないなら、あなたはわたしと何のかかわりもないことになる」と答えられた。
そこでシモン・ペトロが言った。「主よ、足だけでなく、手も頭も。」 』
ペトロ、調子に乗りすぎ。
愛していたんだよな。イエスを。